![足しぬかのやり方・作り方](https://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_eyecatch.jpg)
もっとも大事な手入れは足しぬかです。
おすすめの足しぬかのやり方は、生ぬかを使う方法です。
1~2ヶ月ごとに、ぬか床がゆるくなってきた、
ぬか床の味が悪くなってきたと感じたら、足しぬかをします。
足しぬかのさいには、
足しぬかの重量の7%の塩を加えるようにします。
副材料も足しておくと手間が省けます。
以下、詳しく見ていきます。
足しぬかのおすすめのやり方
足しぬかのおすすめのやり方は、生ぬかを買って、冷凍しておく方法です。
1kgほどから生ぬかが販売されているので、そちらを常備しておき、
2~3ヶ月で使い切ります。
炒りぬかでも構いません。
今回は、生ぬかを使います。
足しぬかの作り方
足しぬかのおすすめの作り方は、
ぬか床の重さを測って、足しぬかの量を計算する方法です。
基準は、ぬか床1kgに対して、カップ1杯のぬかを加える方法です。
そして、加えるぬかの重量の7%の塩を加えます。
生ぬかだとカップ1杯で50g程度なので、3.5gの塩が必要です。
足しぬかのおすすめの作り方
- ぬか床:1kg
- 生ぬか:カップ1杯
- 塩:3.5g
慣れたら、感覚で構わないと思います。
以下、工程を見ていきます。
ぬか床を用意する
まず、ぬか床を用意します。
![用意されたぬか床](http://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0026.jpg)
つぎに、ぬか床の重さをはかります。
ぬか床から野菜や鉄を取り出す
ぬか床の重さを測っていきます。
その前に、ぬか床に入っている、野菜や鉄、水取器などを
ぬか床から取り出します。
ぬか床からものを取り出したら、
ぬか床の重さを測っていきます。
ぬか床の重さを測る
ぬか床の重さを測ります。
容器の重さ込みで、
約2500g
ありました。
![はかりの上のぬか床](http://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0001-1.jpg)
ここから足しぬかの量を計算していきます。
足しぬかの量を計算する
私の容器の重さは、
930g
です。
2500gから930gを引いて、
約1600g
がぬか床の重さでした。
1.6kgのぬか床には、
1.6カップの足しぬかをします。
足しぬかの分量が計算できたら、
生ぬかを用意します。
生ぬかを用意する
生ぬかを用意します。
生ぬかでも炒りぬかでもいいので、用意しておきましょう。
![冷凍庫から取り出された生ぬか](http://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/yuzu_0020_stocked_rice_bran-1.jpg)
今回はすでに冷凍庫にあったものを使いました。
必要な生ぬかを取り出す
1.6カップ分の生ぬかを取り出します。
このあと、足しぬかの重さの7%の塩を加えるので、
足しぬかの重さも測っておきます。
だいたい、カップ1.6杯分で、
80gでした。
カップ1杯で50gでした。
![はかりの上の80gの生ぬか](http://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0010-1.jpg)
足しぬかの重さを測ったら、ぬか床に足しぬかしていきます。
ぬか床に足しぬかをし、混ぜる
ぬか床に足しぬかをしていきます。
![足しぬかされるぬか床](http://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0012-1.jpg)
ぬかをこぼさないように、足しぬかしていきます。
![ぬか床に注がれた生ぬか](http://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0013-1.jpg)
全部の生ぬかをぬか床に入れます。
![ぬか床に入れられた全ての生ぬか](http://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0014.jpg)
足しぬかと、ぬか床をよくかき混ぜます。
![かき混ぜられるぬか床と生ぬか](https://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0016.jpg)
十分にかき混ぜます。
![十分にかき混ぜられたぬか床と生ぬか](https://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0017.jpg)
つぎに、塩を加えます。
塩をはかり、ぬか床に加え、混ぜる
生ぬかの重さの7%の塩を測ります。
今回は80gの生ぬかの7%、
5.6g
の塩が必要でした。
しかし、ぬか床が思ったよりゆるく、
足しぬかの量を倍にしたので、
結果的に、塩も倍の
11g
を使いました。
![足しぬかに使った11gの塩](https://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0023.jpg)
塩を測ったら、ぬか床に混ぜていきます。
![ぬか床に入れられた11gの塩](https://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0024.jpg)
ぬか床に塩を混ぜます。
![混ぜられる塩とぬか床](https://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0025.jpg)
よく混ぜて完成です。
![塩を混ぜ終わったぬか床](https://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0026.jpg)
コレで足しぬかの完了です。
ここから足しぬかするときの注意事項です。
足しぬかの塩の分量
足しぬかの塩の分量は、
足しぬかの重さの7%です。
ぬか床1kgの場合、必要な足しぬかの量は、
生ぬか1カップ約50gなので、塩は3.5g必要です。
- ぬか床1kg
- 生ぬか1カップ約50g
- 塩3.5g
足しぬかをしたら、ぬか床を休ませます。
足しぬかをしたら休ませる
足しぬかをしたら、ぬか床を休ませます。
足しぬかをすると、乳酸菌が減るからです。
乳酸菌が復活するまで、ぬか床を休ませます。
野菜は、入れておいても大丈夫ですが、
ぬかの匂いが付きます。
白い産膜酵母が出たら、十分にぬか床が発酵した
合図になりますが、待たなくても大丈夫です。
足しぬかをしたら、1日は待ったほうが、
ぬか臭さが和らぎます。
足しぬかのおすすめの方法
足しぬかのおすすめの方法は、生ぬかを買っておくことです。
私は、基本的に生ぬかを使います。
生ぬか以外の方法もあります。
足しぬかの市販のもの
生ぬかを買う以外には、
炒りぬかを買ったり、
市販の味付け済みの足しぬかを買ったりなど、
できます。
お好みの方法を試してみてください。
足しぬかの頻度
足しぬかの頻度ですが、
だいたい、1ヶ月程度で1度、が目安です。
ぬか床が、
- ゆるい
- すっぱすぎる
- 色が薄くなってきた
- 味が薄くなってきた
と感じたら、足しぬかを検討する機会です。
ですので、杓子定規に
何ヶ月、何週間に一回と頻度を考える必要はなく、
ぬか床の調子をみて、足しぬかをするかを決めてください。
今回は、ぬか床がゆるかったので、
足しぬかをしました。
人によって、ベストなぬか床の水分量は
違うと思いますが、参考までに、
足しぬか前後のぬか床の写真を載せておきます。
まずは、足しぬか前のぬか床。
水が多めです。
![足しぬか前のぬか床](https://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0008.jpg)
こちらは、足しぬかあとのぬか床。
![足しぬか後のぬか床](http://nukazuke.jp/wp-content/uploads/2020/03/tasinuka_0019.jpg)
野菜から水分が出くるので、
足しぬかをしたあと、固めになるように
しておくと、ちょうどいいかと思います。
足しぬかするタイミングは、ぬかの量がふえるので、
ゆずや、昆布、鷹の爪、山椒などを、
追加しておくいい機会です。
余裕があれば、やっておきましょう。