ぬか漬けに入れてはいけないものと向かない野菜
ぬか漬けに入れてはいけないもの

ぬか漬けに入れてはいけないものを挙げています。

基本的には、当たり前だと思うようなものが多いです。

この記事では、野菜、肉、水と、副材料に分けて、ぬか漬けに入れてはいけないものを紹介していきます。

一部、ぬか漬けに入れてはいけないわけではないが、注意が必要なもの、ぬか漬けに向かない野菜、などが混ざっています。

  • 野菜
  • 肉類
  • 副材料

以下まずは、野菜から見ていきます。

ぬか漬けに入れてはいけないもの

まずは、ぬか漬けに入れてはいけない、ぬか漬けに向かない野菜を見ていきます。

私が思う、ぬか漬けに向かない野菜を紹介します。

ぬか漬けに向かない野菜

ぬか漬けに入れてはいけない、ぬか漬けに向かない野菜は以下のとおりです。

  • トマト
  • ニラ
  • ふきのとう
  • ほうれん草

以下、トマトから、見ていきます。

トマト

トマト

まずは、ぬか漬けに向かない野菜の1番目ということで、トマトです。

大きな普通の赤いトマトは漬けないほうがいいです。

ぬか床が水浸しになります。

ふきのとう

ふきのとうはぬか漬けに向かない野菜です。

実際に漬けてみようとして、漬けられなかったのですが。

アク抜きをしようとして、茹でたら、ふきのとうがバラバラになってしまい、諦めました。

茹でたらお湯が真っ茶色になって、部屋中が臭くなりました。

こんなアクのあるものをぬか漬けにしたら絶対にダメだ、と思ったのを覚えています。

興味のある方は、失敗談として記事にしてあるので、作り方カテゴリから探していただければと思います。

ニラ

ニラ

あとは、ニラもぬか漬けに向かない野菜です。

臭いがきついし、アク抜きもしづらいので、ぬか漬けには向きません。

ほうれん草

机の上のほうれん草
ほうれん草

ほうれん草は柔らかすぎるので、ぬか漬けには向かないでしょう。

また、アクも強いので、ぬか漬けにしない方がいいと思います。

ここからは、ぬか漬けに向かないわけではないけど、注意が必要な野菜です。

ぬか漬けにするのに注意が必要な野菜たち

ぬか漬けにするのに注意が必要な野菜は以下の通りです。

  • うど、タラの芽、わらびなどの山菜
  • 臭いのきつい玉ねぎ、ニラ、にんにく、ねぎ
  • アクのある緑の野菜、かぶの葉、大根の葉、せり、菜の花、小松菜など

アク、臭いの強い野菜と、緑の野菜です。

匂いの強い野菜

玉ねぎ、ニラ、ネギ、にんにくは匂いの強い野菜です。

和食では、基本的に嫌われる野菜です。

玉ねぎは、普通の玉ねぎでもぬか漬けにできます。

玉ねぎ
玉ねぎ

半割にしてぬか床に漬けて食べられます。

実際に玉ねぎをぬか床に漬けてみました。

ただし、辛味がぬか床に移るので、玉ねぎを漬けすぎるのは避けた方が無難です。

ネギも、深谷ネギ、下仁田ネギなどは、ぬかを入れた湯で茹でて、アク抜きすれば食べられるようです。

普通のネギは辛味が強いので避けた方がいいでしょう。

ネギ
ねぎ

にんにくも、そのまま漬けて食べられます。

ニンニクは、香りの好みで評価が分かれそうです。

ニンニクを好きな人は、ニンニクを入れても問題ないと感じるでしょうが、

ニンニクの香りをぬか床に移したくない人は、ニンニクはぬか漬けにしないでしょう。

机の上のにんにく
にんにく

以上の玉ねぎ、ネギ、ニンニクは、匂いがぬか床に写らないように注意するべき野菜です。

次は、ぬか漬けにするのに注意が必要な野菜として、アクの強い野菜を紹介していきます。

アクの強い野菜

アクの強い野菜です。

山菜です。

うど、タラの芽、わらび、などです。

山菜

うどとタラの芽は生から、ぬかを入れたお湯でアク抜きして、ぬか漬けにできます。

わらびもアク抜きしてぬか漬けにできます。

今まで漬けた山菜の中で、ふきが一番美味しかったです。

しかし、山菜を続けて漬けるとどうしてもぬか床が変わります。

痛むと言っていいのか、わからないのですが、山菜を続けて漬けるのはやめた方がいいです。

ぬか床の質が変わってしまい、普通に足しぬかしても元に戻せませんでした。

私のぬか床が小さかったせいもあると思います。

(野田琺瑯のぬか漬け美人を使っていました。)

なので、あまりぬか床に対して多くの山菜をつけないほうがいいかと思います。

最後に、緑の野菜です。

緑の野菜

例えば、

  • 小松菜
  • ほうれん草
  • 大根の葉
  • かぶの葉
  • 水菜
  • ツルムラサキ
  • せり
  • 菜の花

などです。

小松菜、大根の葉、かぶの葉はぬか漬けにしたら美味しかったです。

緑の強い野菜は塩でもみ込んでアク抜きする必要があります。

ですが、ぬか床が小さい場合は、緑のアクの強い野菜を漬けすぎないように注意が必要です。

次は、肉類です。

肉類は、ぬか漬けに入れてはいけないもの、というより、注意が必要なものとして、リストアップしています。

肉類

肉類は、ぬか漬けに漬けっぱなしにしないように注意が必要です。

肉と魚

鶏肉
鶏肉

肉、魚はぬか漬けにしても大丈夫ですが、野菜専用のぬか床には入れないほうがいいです。

肉・魚の生臭さが野菜に移るからです。

専用のぬか床であれば、肉、魚を入れても大丈夫です。

モウカザメ

サメ
サメ

これは、個人的な経験なのですが、モウカザメを2日間ぬか床に入れっぱなしにしてしまったとき、肉用のぬか床が臭くなってしまいました。

結局新しく肉用のぬか床を作り直す事になりました。

記憶はあやふやですが、モウカザメ以外の肉も、肉用のぬか床に漬けていたはずで、鶏肉も2日入れっぱなしにしてしまった事があったのですが、そこまで臭くならなかったと記憶しています。

ですので、モウカザメ自体が匂いのある種類の魚だったのかもしれません。

強いて言うなら、肉類は、長くぬか床に入れてはいけないものといえるかもしれません。

ゆで卵も4~5日経つと表面がぬめってくるので、早めに出す必要があります。

次は、水です。

ぬか床に入れてはいけないもの:水

水道水

水道水
水道水

ろ過せず、沸騰もさせない、そのままの水道水も、ぬか漬けに入れてはいけないものと言えるでしょう。

ろ過もした上で、湯冷ましにするのが理想的です。

硬水

硬水
硬水

硬水はぬか漬けには合わないと思います。

わざわざ硬水をぬか床に入れる人もいないと思いますが、軟水の方がまろやかなので、ぬか漬けに合うでしょう。

次は副材料についてです。

ぬか床に入れてはいけない副材料

岩塩

岩塩
岩塩

岩塩の方が、海塩より、塩気がきついと思うので、日本で暮らしているなら、わざわざ岩塩を入れる必要はないと思います。

個人的に岩塩の方が、塩味がきつかいと思うので、私は、海塩が良いと思います。

パチンコ玉・釘

パチンコ玉
パチンコ玉

現在はぬか漬け専用の鉄が売っているので、ぬか漬け用に加工されていない鉄製品をぬか漬けに入れる必要はないかと思います。

甘味料

砂糖
砂糖

砂糖や、はちみつなどの甘味料を入れる必要はないと思います。

個人的に、ぬか漬けの味がかき消されるような感じがし、甘味料は入れる気になりません。

ワックス・防腐剤のついた柑橘類の皮

農薬
農薬

かぼすや、レモン、グレープフルーツ、オレンジなど、ワックス・防腐剤のついた柑橘類の皮は、ぬか漬けに入れないほうがいいでしょう。

また、かぼすや、グレープフルーツの皮が、ぬか漬けに合うかどうか、個人的には疑問です。

大豆

大豆
大豆

大豆は発芽したり、腐ったりするので、よくないです。

私は大豆をぬか床に入れる必要性を感じません。

蒸留酒

ウィスキー
ウィスキー

ウィスキーや焼酎などの蒸留酒は、味、香りがきつすぎて、ぬか漬けには合わないと思います。

日本酒や、ビールなどの醸造酒は少し入れるだけなら問題ないようですが。

ぬか漬けに入れてはいけないもののまとめ

ぬか漬けに入れてはいけないものは

人工的なものです。

自然なものを入れる必要があります。

鉄も安全なものを入れるべきです。

また、ワックスなどの農薬がついたものも入れるべきではないです。

水も軟水の湯冷ましを使うべきです。

肉・魚もあまり匂いの強いものは避けたほうが無難です。

また、ぬか床を悪くするものとは反対に、ぬか床を良くするものも以下の記事で紹介しています。